新人看護師が抱えがちな悩みとその解消法

看護師の仕事にやりがいを感じるものの、何らかの不満を持っている方も多いのが現状です。
体力的に重労働だということが、こうした就業意識に反映されているようです。
定時を過ぎてもケアの記録や看護計画の作成等ですぐには帰れなかったり、休日であっても勉強会に参加しなければならなかったりするなど、プライベートの時間がなかなか持てないこともあります。
激務を必死でこなしていくうちに、自分は看護師の仕事に向いていないのではないかと考え、落ち込む新人看護師も少なくありません。

しかし落ち込む原因は、看護実習と実際の臨床の現場とのギャップによる精神的な疲労が最も大きいことがにあると予想できます。
教育現場とは異なり、実際の現場では何が起こるかわかりません。
常に不安を感じながら仕事をしている看護師も多いです。
様々な状況に的確に対処できるようになるには、看護の基礎的な知識や患者のケアにおける病院のノウハウ、医療機器や医薬品の知識などを、働きながら身につけていく必要があります。

こうした知識を効率よく身につけるには、書籍などで勉強することも大切ですが、先輩看護師から教えてもらう方法がおすすめです。
日頃から先輩看護師と、質問や相談をしやすい関係を築いておくようにすることが大事です。
実際の臨床の現場で必要とされる知識を得て患者のケアに活かせるようになってくると気持ちにゆとりができ、落ち着いて対処できるようになります。
そうすると、精神的な疲労も感じにくくなります。

また、ミスをした後、必要以上に落ち込まないことも大切です。
次に同じ失敗をしないよう、いかに考えて行動できるかが、看護師としての成長につながります。